6月末に退職した会社の最終の給料がやっと入りました。
今回は、セブの現地社員として働いていた私の経験、感想を書いていきたいと思います。
今後、海外就職をしてみたい方の参考になればうれしいです。
セブの現地社員になった感想
まず、私のセブ歴について簡単に説明します。
2010年 | 語学留学でフィリピンのセブに初めて訪れる |
2011年 | セブにオフィスを構える、有名なオンライン英会話サービスを提供する会社に現地社員として入社 |
2013年 | 退社し、日本に帰国 |
2014年 | セブで半年くらいのんびり |
2015年 | 台湾一周、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、セブを旅する |
2016年 | セブにオフィスを構える、日本でも有名な英会話サービスを提供する会社に現地社員として入社 |
2021年 | 退社し、日本に帰国 |
こんな感じで、セブにはトータルで8年くらい滞在し、7年くらいセブの現地社員として働いていました。
セブで現地社員として働くメリット、デメリット
7年働いた経験から、セブで働くメリット、デメリットを簡単に説明します。
感じることは人それぞれですので、私自身が感じた内容です。
メリット
- フィリピンで働くことは、敷居が低いので誰でも可能
- 英語を使用しながら仕事をする経験ができる
- 日本で聞いたことがある大手企業で働く経験ができる
- ベンチャー企業も多く、色々な経験ができる
- 給料をもらいながら海外生活、海外で働く経験ができる
- 現地水準よりは高い給料がもらえるので、それなりの生活が送れる
デメリット
- 給料が安い
- 福利厚生がほぼ無い
感想としては、楽しくセブでの生活を送れましたし、たくさんのいい経験ができたと満足しています。
セブで不安に感じること
給料が安い
現地水準よりは高い給料がもらえますが、給料は安いです。
現地採用だと、基本給が50000ペソ(約12万)くらい+α~と提示している会社が多く、外国人が生活するのには少し余裕がある程度しかもらえません。
そして、そこから所得税が20%くらい引かれるため、手当を抜くと40000ペソくらいまで手取りが減ってしまいます。
フィリピンでは、月2回の給料支払いが一般的なため、大体2万ペソちょっと(4.5万円程度)ずつ、2回に分けて支払われます。※現地の人は2回に分けないとすぐ使ってしまい、生活できなくなるため
フィリピンの変わった税金システム
フィリピンの給料システム、所得税が少し変わっていて未だに理解できないことが多いのですが、基本的に所得税がかかってくるものは、基本給だけ。年間で基本給をいくらもらっているかでランク付けされ、ランクごとに税率が変わってきます。最低ランクは、所得税を払う必要のない最低額まで設定されています。
フィリピンの給料内訳は大きく分けると2つ
フィリピンの給料内訳は大きく分けると2つあります。
- 基本給
- Allowance
Allowanceというシステム(日本でいうと交通費など)があり、年間で〇〇ペソまでは税金免除の上限額が設定されており、もし超過した場合、超過分だけ所得税がかかるというシステムでかなり複雑で分かりずらい感じになっています。
医療
海外だと誰でも心配になる医療面ですが、セブも同様に心配になることが多いです。
しかし、ここ数年でフィリピン国内に保険会社が普及し始めたことで安心できるようにはなってきています。
この保険では、病気ごとに医療費のカバー額が設定されており、設定額以内であれば無料で診察、入院ができる保険のため安心にはなってきています。
インフラが劣悪
はっきり言ってすべてが最悪です。
水
水道代は非常に安いですが、汚いのでもちろん飲めませんし、たまに断水、茶色く濁った水が出ることもありました。
断水が頻繁に起こると最悪すぎます。
電気
フィリピンは、物価、平均所得に対して、電気代が異常に高いです。
1ルームの部屋で、IHコンロ使用で自炊、100L冷蔵庫使用、エアコンを使用し、電気代が4000ペソくらい(約1万円)、エアコンを使いすぎると8000ペソ超(約2万円)なんて時もありました。
インターネット環境
インターネット環境もカスです。
コロナ渦に入ってからさらに使う人が非常に増えた影響で、混雑する時間帯に4Gでも支障が出る程度に遅い場合もあります。
道路
毎日昼間は大渋滞、セブ市内はどこに行こうとも渋滞にはまってしまい、最悪です。
まとめ
セブで現地社員として働く経験は、上記で説明した通りたくさんの経験ができ、メリットがたくさんあります。その代わりとして、給料が安い、生活環境があまりよくないという欠点があります。
明日は、先日受け取った最終給料を公開したいと思います。
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